【InDesign】3行取り見出しがページ(またはフレーム)の先頭に来たとき、1行目のアキを自動的に削除したい

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山崎です。

2018年6月14日に、「スキルアップ勉強会」を半年ぶりに再開しました。

その時の最初のテーマが、「インデザインで、見出しの段落スタイル(例・3行取り中央)がページ(またはフレーム)の先頭に来た場合、 3行取りの1行目のアキが気になることがある。見出しの文字が版面に接するように自動化できないか」というものでした。

図1 3行取り見出し
図2 3行取り見出しがページ(またはフレーム)の先頭に来た場合
図3 ページ(またはフレーム)の先頭に来た場合、このように自動的に調整したい

山崎が思いついたのは、別に2行取りの段落スタイルを作っておき、3行取りの見出しがページ(またはフレーム)の先頭に来た場合、この2行取りの段落スタイル(「文字揃え」は「仮想ボディの上」にしておく)を適用する、というものでした。ところがこれでは、校正などで位置がずれた場合は、手動で段落スタイルを変更せねばなりません。

すると、会場参加者のAさんからアイデアが出され、見事に解決できました。

そのアイデアとは以下の手順で、行がずれた場合でも、自動的に望む結果が得られるのです。

みんなの知恵を集めると、知らなかった方法が見つかる、という貴重な経験をしました。

 

【解決方法】
1.「見出し」の段落スタイルの「基本文字形式」の「文字揃え」を「仮想ボディの上」にする。
2.「グリッド設定」の「グリッド揃え」を「仮想ボディの中央」に、行取りを「2」行にする。
3.「インデントとスペース」の「段落前のアキ」を「行送りの数字」(この例では「26H」)にする。
4.「段落分離禁止オプション」の「次の行数を保持」を「1」行とする。

※この例では、「本文」は16級 リューミンL、行送り26歯。「見出し」は24級 新ゴM。

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