第10回「どんな手帳をえらぼうか」

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明日からは12月。年賀状や手帳の準備はすすんでいますか?
3-4年前から時間管理術が注目されて、手帳はブームになっていますよね。
わたしは20年以上前からクオ・バディスのバーティカルタイプ(垂直に時間軸がとってあるもの)を愛用していましたが、最近様々なバーティカルタイプが出てきて選択の幅も広がり、助かっています。

手帳に必要な項目は、ライフスタイルや仕事のスタイルにより、各人各様。クオ・バディスの1週間見開きバーティカルタイプでは間に合わなくなったのが5-6年前。既成の手帳ではどうも一長一短があるみたい。いろいろと試行錯誤を重ね、自分スタイルのものを、ノートに罫を引いて自作したりもしました。(めちゃくちゃ時間がかかったので、1年半でイヤになりました。)
当時、たまたま版元編集者と飲んでいるときに、手帳愛を熱く語ったらしいんですよ。数年後「千葉さん、手帳に詳しかったわよね。手帳の企画があるんですが、やってもらえる?」とお声がかかりました。こっちはすっかり忘れていたのに。
もちろん、熱意を持ってお仕事させていただきました。
何気ない一言がお仕事につながるんですね。
手帳は、製本期間も、販売方法も書籍とはまるで異なるということも、そこで学びました。

さて最近3-4年、フランクリン・プランナー(ポケットサイズ)を愛用していましたが、私はシステム手帳というのが苦手だな、ということがわかってきました。
記入スペースがたくさん欲しいけど、そうすると思ったより大きなサイズになる。外套が大きくて重いのがイヤになってきたんですね。かといって記入面が小さいサイズだと計画や夢まで小さくまとまってしまいそうになる……。

というわけで来年のわが手帳はB5サイズのバーティカルタイプ(1週間見開きタイプ)をメインに使うことにしました。公私ともに書き込むことにしているので、記入面が大きくてちょうどいい。大きな計画もばしばし立てられそうです。
(しかし、やっぱり能率手帳。外見がどうみても「オジさん」なのが悩ましい)。

B5サイズだと持ち歩くのにはちょっと大きすぎますので、サブ手帳を持つことにしました。サブ手帳は時間管理でなく「ネタ帳」の役割をもたせます。これは「週刊金曜日」が出している「週金手帳」。出版ネッツ関東の仲間が何人も企画・制作に携わっています。
巻頭に憲法全文が掲載されていますし、ダイアリー部分にある「きょうのできごと」も独自視点で掲載されていて、面白い。ネタのヒントにも使えそうです。この手帳は週刊金曜日のサイトで申し込めます。

ネッツの仲間が携われた仕事に「旅行手帳」(文藝春秋)があります。類似手帳がいくつか出ていますが、私はこれが使いやすかった。控えめなデザインなので、書き込みしやすいのです。私は旅行に出た時の記録などをつい散逸させてしまうタイプですが、これなら大丈夫。
書店の旅行コーナーで購入できます。

知っている人が関わっている「モノ」はやっぱり愛着を感じてしまいますね。
(年賀状の準備はサッパリです。)

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