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第14回『新しい自分が見たいのだ――仕事する』

 著者:千葉潮

お久しぶりです。
このところイベントが立て続けにあり、落ち着いてブログに向かうことが出来ませんでした。
8日は、みなさんにお知らせしていたイベントがあり、100名の方の前で自分の生き方をお話ししましたが、このようなテーマは非常に難しいですね。
編集講座とか、出版の産業分析なんかは平気なんだけどなぁ。
(今回は笑いはいっぱいとったんだけど、受講者に役立つ話が出来たかどうかは大いに疑問)。
今日は、これまで上げたテーマ(話題)の経過報告または後日譚といきましょう。

(1)バーカウンター。相変わらず通っています。
お楽しみはオリジナルカクテル。
例のちょっとかっこいいバーテン君にお題を言うと、よく考えたものを出してくれます。
先日は卵のリキュールとジンを合わせたショートカクテル。「冬っぽく、ちょっと肌寒い空気感を出してください」とのこちらの注文に見事に答えてくれました。
卵のリキュールってあるんですね。初めて知りました。
詩的イメージで注文されると創作意欲をかき立てられるんだそうです。
なるほどーーー。(しかし詩的か、私の指示は?)
さて、忘年会シーズンだからなのかこの日はジャックダニエルズのキャンペーンガールがお店を訪問していました。
寒いのに薄着で大変です。
キャンギャルが入るといっぺんにお酒の注文が入りまして、バーテンダー見習いの女の子は悔しいらしい。(同じ女の子として負けてる気がするらしい。自分たちが行っても注文は普通だということです。)
まあ、どっちの女の子たちにもいろいろ苦労はあるだろうとおもいます。
私はお酒を注文し、キャンギャルと一緒に写真(チェキで)とってもらいました。
ちょうど私の娘世代にあたる彼女ら(バーテンダー見習いの女の子を含め)に、「ヤなお客さんもきっといるだろうけど、がんばろな、仕事だし」と励まして店を出ました。(的外れなんだろうか。)
わたしも22歳くらいの頃、スナックでバイトをしていたことがあります。
当時恋人が東京にいまして、会いにいくのにお金が必要だったんですよね。
ヤなお客もいたけど、ママやおねえさんたち、お客さんたちから学んだことも多かったですね。

(2)08年版手帳、早速使い始めました。
12月10日くらいからどの手帳もダイアリーが始まります。
早速今週から使い始めました。
B5版能率手帳が今年の私の司令塔です。
ネタ帳の「週金手帳」には早速書き留めた言葉が。
「新しい自分が見たいのだ――仕事する」。
これは陶芸家の河井寛次郎の言葉です。
寛次郎は私の故里島根県安来市の出身。
柳宗悦や浜田庄司、バーナード・リーチなどと民藝運動に身を捧げました。
故里の偉人なんだけど、彼の作品に非常に心引かれるようになったのは最近のこと。
見飽きることがありません。
12月9日まで大山崎山荘美術館で特別展が開かれていたので、仕事の合間を縫って12月7日に訪れました。
寛次郎は、陶芸や木彫もすばらしいのですが、骨太の書もいいし、文筆家としての才能にも秀でています。
詩のように書きつけた言葉が数々あり、ここの上げたのもその一つ。
私は何のために生きているのか、仕事をするのか(あるいは歌うのか、あるいは組合の活動をするのか)――。
そりゃ食べていくためということはあるでしょうが、さいきんまたしてもこの疑問が心の中にわき起こっていたわたくし。
このたび、寛次郎のこの書が目に入ったとたん、「ああ、そう、そうなんだ」と得心が行った次第。(以前から目にはしていたんでしょうにね)。
しばらくは私の座右の銘になりそうです。

(3)歩人館のビジネスシューズは快調です。
調整してもらった靴の歩きごこちは、快適そのものです。味を占めたので、もともと手持ちの歩人館の靴も修理に出した上で中敷で調整することにして、お店に預けました。ただし仕上がりは年初。

さて12月9日は、音楽仲間のバンドMiracle of Beingのライブがあり、出かけました。(わたしはコーラスをしています……合唱団ブレーミア)
以前からこのバンドのステージのお手伝いをしています。
私にとっては弟・妹世代(息子・娘かも……)にあたるバンドです。
ことしはステージ構成も演奏も演出も一皮も二皮もむけて、ほんとにいいバンドに成長しました。
メンバーとは10も20も年は違うけど、私とも結構よく遊んでくれます。
年下のお友達もほんとにありがたいです。
この人たちは今、結婚や出産などと直面する世代。
この年代層に向けた企画をつくる場合の、とっても貴重な情報源にもなってくれる人たちです。

・Miracle of Being のサイト
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mirabee/
・合唱団ブレーミア のサイト
http://argo-e.com/vremya/

この記事の著者:千葉潮 »プロフィール

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