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第2回「出会いを提供する立場に立つことの幸せ」

 著者:千葉潮

そろそろ忘年会の約束が交わされる時期になりました。

年末になるとどうしてお酒を酌み交わしたくなるのか、人と会いたくなるのか、それはともかくとして、ご存知のように私は「宴」というものが大好きなのです。

最近はとんとご無沙汰ですが、数年前にはほぼ月に1回、仕事場でパーティーを開いていました。

いろんな人や友人たちに会って騒いで楽しみたいのですが、時間もお金も限りがあるので、「えーいっ」とパーティーを主催することにしたのです。
同業のフリー編集者やライター仲間はもちろん、仕事先の人、全然仕事とは関係ない友人まで狭い仕事場に20-30人が常に集まります。
友人がそのまた友人をつれてきてくれたこともありました。

それまで面識がない人同士でも狭いところでお酒を飲んでいれば、自然に話が盛り上がります。

当初のもくろみとはちがって、私はお酒やおつまみの用意で忙しくてパーティー客たちとほとんどおしゃべりできない……
でも、「まっいいか。友達どうしで仲良くしてくれたら。それもいいよね、飲み屋さんみたいで楽しいな」と頭を切り替えることにしました。

あるとき参加者の一人の人がこう言いました。

「おひとよしだね。千葉さん、仕事先の人に同業者を紹介して仕事がとられたらどうするの?」
……え!?

考えたこともなかったけど、そんなこともあるのかもしれないな、とも思います。
女友達に彼氏を紹介したら、とられちゃった……なんていう話はありがちですもんね。

ですが、どうなんでしょう?
こちらが普通に仕事をしている限り、取引先(お客様)が既にこちらで実績の上がっている仕事を他の人のところに持っていくことは、そうそうないのではないでしょうか?

いやいや、やっぱり私は甘いんでしょうか?

何年かそのようにして過ごしましたが、実感としては、「千葉さんは、困っているときに人を紹介してくれる、信頼に足りる人である」という評価を受けるようになったように思います。それを計算して宴を主催した訳ではありませんでしたので、思いがけない余得だったのだなと思っています。

評価はまあ横に置いといて、パーティーはまたいつか再開したいいですね。
そして「パーフェクトに信頼出来る人間だ」と評価される人になりたいな、と思っています。(難しいっす……)

この記事の著者:千葉潮 »プロフィール

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