【DTP情報】画像を(擬似的に)高解像度にする

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最近、出版ネッツのML上で、「画像の解像度が不足している場合、解像度を上げることはできないか」というテーマのやりとりがありました。

いくつかのレスの中で、Nさんが「スミラ・エンラージャー」というフリーソフトを使っている、との情報を書いてくれていました。

もちろん擬似的に高解像度にするのですが、なかなかよくできているな、と思っていました。

 

昨日、S氏とそのことを話していると、「Photoshop CCで、その機能が標準装備された」と教えてくれました。

それは初めて知ったことだったので、いろいろ調べたり試したりしてみました。

なるほど、ネットで調べてみると、参考になるサイトがたくさんありました。それを読んでもらえばわかるのですが、一応手順を書いておきます。

「イメージ」→「画像解像度」で、「再サンプル」にチェックをいれ、拡大したい寸法を指定します。その時、「再サンプル」の右の窓から「ディテールを保持」を選び、その下の「ノイズを軽減」の%を指定します(僕は100%にしました)

この「再サンプル」の右の窓は、CS6までは「ハイキュービック法」「バイリニア法」「ニアレストネイバー法」しか選択できなかったが、「ディテールを保持」「自動」が加わったために、解像度を擬似的に上げることができるようになったようです。

 

そこで、さっそく試してみました。

ネットから拾ってきた高島礼子さんのカラー写真を、「再サンプル」にチェックを入れずに350ppiにすると、幅15mm、高さ13mmしかありません。よくあるケースですね。

 

この写真をパソコンのモニター一杯に表示して、画面キャプチャーをとったものが、Color_Capture_A.jpg

これを、photoshop CCで、「画像解像度」のメニューから「ディテールを保持」を選び、その下の窓で「ノイズを軽減100%」とし、画像サイズを10倍にし、パソコンのモニター一杯に表示して、画面キャプチャーをとったものが、Color_Capture_B.jpg

 

上記写真をモノクロにし、パソコンのモニター一杯に表示して、画面キャプチャーをとったものが、Mono_Capture_A.jpg

これを、photoshop CCで、「画像解像度」のメニューから「ディテールを保持」を選び、その下の窓で「ノイズを軽減100%」とし、画像サイズを10倍にし、パソコンのモニター一杯に表示して、画面キャプチャーをとったものが、Mono_Capture_B.jpg

 

です。

「なんじゃ、こりゃ!」というくらい、変化が大きいでしょ。(もちろん、10倍拡大という極端なケースで試しているからでもあるのですが)

 

よければお試しください。

僕は、これは今進行中の仕事に即、導入しようと思っています。

 

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