「出版フェスタ」はこうして始まった

 出版ネッツ関西は、阪神・淡路大震災(1995年)の翌年1月に発足した。当初は手探りで活動を始め、1996年2月にトラブル相談開始、4月9日夜桜懇親会、4月17日DTP勉強会、9月4日野外ビアパーティー(京都鴨川横)などに取り組んだ。その頃の運営委員会(のちの支部委員会にあたる)での会話。

「普段顔を合わさない組合員(当時約20名)が、どんな仕事をしているか知りたい。仕事紹介的なイベントをしたらどうやろ。学園祭・文化祭的なノリで」「どうせやるなら、外部の人にもたくさん来てもらって、仕事につなげたらええんちゃう?」「震災復興支援を兼ねて神戸でやろうや」「ええな。その後は、京都・大阪と、“三都物語”で毎年やったらどやろ」

 こうして、実行委員会をつくり、「出版ネッツ関西文化祭97 in Kobe」を1997年4月11〜13日、兵庫県民会館(神戸市)で開いた。来場者は予想を超えて延べ数百名に達した。

 その後、1998年5月22〜24日にコープイン京都(京都市)、1999年10月1〜2日にエルおおさか(大阪市)と回を重ね、セミナーや名刺交換懇親会などを加え、関西の出版社・印刷会社など外部来場者が大幅に増え、一大商談会的な活況を呈した。

 のちに、この行事は関西支部だけのものでなく、関東支部を含めた出版ネッツ全体の行事としてさらに発展し、「関西の出版界の中で最大の行事」(出版労連京都地協・故三木清樹氏のあいさつより)といわれるまでに発展した。

2023.9.(山崎亮一/編集・DTP)

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