出版ネッツ関西支部 ことば+αの会
ことば+αの会は、最初「関西校正勉強会」としてスタートしました。
その後、対象を校正に限らず、広く「ことば」に関わる問題を議論し仕事に活かそうという趣旨で2018年から再スタートしました。
新型コロナの時期にはしばらく活動を停止していましたが、現在は「2か月に1度」というペースで復活開催し、ネッツ内外の校正者の方、編集者、ライター、ウェブデザイナーなど、さまざまな方に参加いただいています。
ネッツ外の方にも広くよびかけています(有料)ので、ぜひご参加ください。
=======これまでのイベント一覧=======
関西校正勉強会 01回 2016.05 持ち寄り企画 02回 2016.07 「この校正記号、使っていらしゃいますか?」 坂井康史 03回 2016.09 漢字ミュージアム見学会 04回 2016.11 「ルビに関するエトセトラ」 進行:中倉/浜田 05回 2017.01 「ルビと組版」 大石十三夫/山崎亮一 06回 2017.03 「校正・校閲 私のやり方~ゲラのない校正ってどんなの?~」 小林真美 07回 2017.05 〔出版ネッツフェスタ内で開催〕 08回 2017.08 「校正ソフトは使えるか? 確かめてみよう!」 正木俊行 09回 2017.10 「校正・校閲 データ原稿のここに注意! 人文系書籍の場合」 岩崎智子 10回 2017.12 「組版が喜ぶ朱書き/困る朱書き――組版担当者が期待する校正者の仕事とは」大石十三夫 11回 2018.02 「岩波書店のハウスルールと校正」 新村 恭 12回 2018.04 「失敗から学ぶ校正・校閲 私のやり方」 中倉香代 ことば+αの会(名称変更) 13回 2018.06 持ち寄り企画「小さなハテナ」 進行:浜田 14回 2018.08 「私の半生(編集畑に身を置いて)」 清水正文 15回 2018.10 みんなで語ろう「なんだか気になる新語・流行語」 進行:正木 16回 2018.12 「みんなの校正入門──見落としを防ぐキホンのキ」 大西寿男 17回 2019.02 「Webは紙にどこまで追いついたのか 、そしてどこへ行くのか?」 阿部義之 18回 2019.04 検証「文章の書き出し術」 大迫秀樹 19回 2019.06 持ち寄り企画「小さなハテナ」 進行:中倉/浜田 20回 2019.08 「タイトルの秘密」 高橋輝次 21回 2019.10 「理系編集者の学術書づくり──論文との違いから自然科学書の編集まで」 高瀬桃子 22回 2019.12 「みんなの校正入門 part 2──ファクト・チェックの力をつけよう」 大西寿男 23回 2020.02 「" ことば " のデジタル調理法いろいろ」 正木俊行 24回 2020.07 「効率的な文字起こし法を求めて」 正木俊行 (初ウェビナー) 25回 2021.04 「校正と会計監査の不思議な関係」 大西寿男×野田典秀 26回 2022.12 だべりんぐ・ラウンジ 「気になることば part2」 進行:正木 27回 2023.11 「新聞校閲から見た書籍校閲」 水上由布〔出版ネッツフェスタ内で開催〕 28回 2024.03 「生成AIや機械翻訳が進化するなか、歴史と未来の狭間で日本語の本質を考える」 大澤法子 29回 2024.04 「出版校閲からみた、新聞の表記・校閲」 新村 恭
====================補足 ことば+αの会の基本ポリシーは「シェア」です。
セミナーについても、教えるー教わる関係ではなく、参加者同士の共有を原則とします。したがって、話題を提供する人は「話し手」と呼び、「講師」という言葉は使いません。 例会の中で扱われる情報は、すべて公開が原則です。 漏れると困る機密情報については、最初から扱いません。持ち寄りも禁止です。 新しい知見、面白い経験など、ネッツ内に囲い込んで他に漏らさない、ということはしません。 むしろ逆に、ネッツ内外の同種の職能の方々には広く共有してもらう。それはやがて「情けは人の為ならず」で、ネッツ内部の人にも返ってくるという信念を持っています。 労働組合の形になぞらえていうならば、「自分たちだけ」がいい思いをする企業内組合ではなく、同種の職能の人たちが広く強く集うことのできる産業別労働組合といってよいでしょう。 この信念の背後には、宮沢賢治「
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(農民芸術概論綱要)があります。