フェスタ、企画運営の楽しみ

フェスタでの楽しい思い出は無数にある気がする。2000年夏に勤めていた出版社を退社した私は、トライアスロンを通しての友人・葛西奈津子さんに勧めていただいて出版ネッツに加入した。初めてネッツの方々にお会いしたのが大阪・天満橋のエルおおさかで行われていたフェスタだ。

 皆さんの充実したお仕事が垣間見られる展示の数々を、まだフリーランスになりたてだった私は「すごいなぁ!」と見ていたのを思い出す。その後、関西支部委員やフェスタ実行委員として、主にパーティーの司会役などをさせていただきながら、フェスタの企画運営に関わらせていただいた。

 運営側とは言いながら、フェスタの場合は組合員の1人として、自分たちも楽しむ。イラストレーターさんたちによる似顔絵コーナーを作った時には、私の似顔絵をホンマヨウヘイさんに描いていただき、思い出に残る作品が誕生。カメラマンさんによるプロフィール写真撮影コーナーを設けたこともあり、それぞれが職能を活かして一肌脱いで……。そんな私は、ライター業を活かして……ではなく、メインの取材執筆分野であるバレエのメソッドを使って合間のエクササイズを担当させていただいたり。

 「話を聞いてみたい!」と思う方をお呼びして講演会を企画する人、さまざまな職能に関する勉強会をする人……と、組合員による展示をメインにしながら、思い思いに膨らませて、実現させていくのは、普段の仕事とはまた違ったウキウキ感があったなぁーーと。

 そして、やはり、交流のパーティーも楽しい! 関西の会場に関東支部の方々も来場して近くに泊まってくださり、夜遅くまで話が尽きなかったり……。

 コロナがやっと少し落ち着き始めた今、リアルに空気感を共有することは本当に大切なのではと。今回、久し振りということもあり、無理のない範囲で……。でも、精一杯、企画運営を楽しみたい。

2023.9.(菘あつこ/執筆)

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