大容量ファイルのやりとりは「Dropbox」が超便利!

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ながらく更新ができておらず、申し訳ありませんでした。

先日、9月18日に、出版ネッツの「いちもくプレセミナー」があり、そこで、メールやファイル送信のお役立ち情報がたくさん披露されました。その中で紹 介された「Dropbox」というソフトは、英語のみとあって尻込みしていましたが、試しにダウンロードしてみると、万歳三唱したくなるような便利なもの でした。
その情報を少し書いてみます。

普通、メールに添付できるファイルサイズは2~3メガまで。それ以上は「宅ファイル便」(50MBまで)、「宅ファイル便プレミアム」(100MBまで)、「データ便」(300MBまで)などで無料で送ることができます。
でも、最近、それ以上のサイズのファイルを手早く受け渡ししたいことが増えました。主に2つのケースです。
1つは、事務所の仕事データを自宅で開いて仕事をしたいケースです。
2つ目は、外注先のデザイナーさんやDTPオペレーターさんなどと、リンクファイルを含めた大量のデータの受け渡しをしたいケースです。

僕は今までは有料のオンラインストレージサービスを利用していました(2007年10月24日の僕の書き込み参照)。でも、「Dropbox」は無料で操作もきわめて簡単なので、これに乗り換えることにしました。

英語が出てくるのはインストールの間だけ。
簡単にインストールが終わると、Windowsの場合は「マイドキュメント」フォルダの中に「My Dropbox」というフォルダができます。
Macの場合には「ホームフォルダ」の中に「Dropbox」というフォルダができます。
このフォルダの中に受け渡ししたいファイルやフォルダをボコボコ放り込むだけで、仕事仲間・知人どおしや、自分の事務所と自宅などで自由に読み書きできるのです。その実際も確認しました。
容量は2GBまで無料。

あまりにも簡単で便利なので、本当にビックリしました。

詳しくは、
Windowsの場合は
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/11/13/4371
Macの場合は
http://veadardiary.blog29.fc2.com/blog-entry-1782.html
などをご覧ください。
このソフトは人気が高く、わからないことがあってもネットで検索すれば情報が豊富にあるようで(日本語で!)、それも安心です。

ただ、僕の場合、かなり欲張りな使い方をしたかったので、少し苦労もしました。

まず、事務所と自宅でファイルを共有するためには、事務所で2台以上のPC、自宅は別々の2箇所以上のPC、計4台以上のPCで同じデータを共有したい。
はじめ、似たようなソフトの「Sugarsync」でこれを試したのですが、Sugarsyncはダウンロードが無料なのは2つまでで、3つ以上は有料となることがわかったので、断念。「Dropbox」ならクリアできました。

次なる問題は、1つのパソコンでDropboxのアカウントは1つしかとれない、という問題。これだと、複数の仕事先と1つのアカウントでアクセスする と、「My Dropbox」フォルダの中を仕事先ごとのフォルダに分けても、それぞれが他人のフォルダをのぞくことができてしまい、はなはだよろしくない。
しかし、この問題を解決する方法を知人から教えてもらいました。
その方法とは、ある特定のフォルダだけを特定の人と共有するようにできるのです。
手順は、共有したいフォルダを右クリックし、「Dropbox」→「Sharing Opsions」と進み、共有したい相手のメールアドレスと、メッセージを入力すると、相手に「Dropbox」からのメールが届き、相手の人に 「Accept」(同意)ボタンを押してもらうと完了、というものです。
これで相手の人は、そのフォルダだけはアクセスできますが、こちらのその他のフォルダやファイルは一切見えません。
これはとても便利なメニューです。

ということで、やりはじめてみると、意外な難問にも直面しました。
Dropboxを共有する相手にも、Dropboxをインストールしてもらう必要があるのですが、その方法に2通りありました。
1つ目は、先にDropboxをインストールした人(僕)から「招待」というメニューを使ってインストールしてもらう方法です。これをやると「ボーナ ス」として双方に容量に250MBのおまけサービスがつきます。この場合の注意点は、招待された人がインストールを完了する前に招待側がそのメールアドレ スとパスワードでDropboxを作ってしまうと、招待された側はインストールができなくなることです。
2つ目は、「ボーナス」はありませんが、双方が「Dropbox」をダウンロードして同じメールアドレスとパスワードでインストールする方法です。これだと、どちらが先にインストールしても問題ありません。

それと、やはり英語しか出ないのはたいへんだったのか、インストールしてもらった6例のうち、1発で成功したのは1例だけでした。特にMacのインストールで混乱がよくありました。

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