PDFファイルで校正を受け渡しする――最近の状況(アドビリーダー XI の登場)

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PDFファイルに注釈機能を与えれば、アドビリーダで校正の書き込みができます。メール添付も簡単なので、紙のゲラを郵便や宅配便で送るより便利。とくに外国にいる著者との間では、すごく重宝しています。
そのやり方を、2010年5月9日にこのブログに「アクロバットを持っていなくても、PDFファイルのゲラに書き込んで(注釈機能)校正をメール送信できる」と題して書きました。
http://netswest.org/modules/popnupblog/index.php?param=3-201005

そこで書いたのは、アクロバットでPDFファイルに「注釈機能を付加する」ことにより、無料のアドビリーダーでも「注釈機能」が使えるようになる、ということでした。

しかし、最近少し事情が変わったようです。
アドビリーダー XI には、最初からこの「注釈機能」が全面的に使えるようになったのです。(X では、一部の機能だけが使えるようになっていたようです)

これは、朗報でしょう。

しかし、執筆者と印刷所(出版社)がよく連絡を密にしないと、執筆者がこの機能を使って校正したのに、印刷所(出版社)がそれに気づかなかった、というようなトラブルが頻発しそうな心配も感じます。

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山崎亮一(せせらぎ出版・出版ネッツ関西支部)
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