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InDesignの「禁則処理セット」を活用しよう

 著者:山崎亮一

InDesignを使っていて、以前から気になっていたことがあります。
余韻をもたせるために使う「…」や「―」(例「ところが…」「やがて―」など)が行頭に来ることがあり、それは避けたいので、前後で微調整をすることがありました。
また、同様の使い方の「……」や「――」が行末と行頭に分かれてしまう(泣き別れ)のも避けたいと思っていました。

前後で手動で微調整するのは、付近に修正が入ると、当然元の木阿弥になってしまうので、正しい方法ではありません。

では、どうするのがいいのか。
昨日、やっとその方法がわかりました。
「書式」メニューの中に「禁則処理セット」というのがあることに気づきました。
これを開くと、新規に自分用のセットを作り、名前をつけて保存できます。
このセットには InDesign 標準の「行頭禁則文字」(67文字)、「行末禁則文字」(22文字)、「ぶら下がり文字」(4文字)、「分離禁止文字」(3文字)が入っています。

そこで、何もドキュメントを開いていない状態(アプリケーションデフォルト)で、「禁則処理セット」を開き、「新規」ボタンを押して、例えば「強い禁則 ―せせらぎ出版用」などと自分用の名前をつけ、「行頭禁則文字」の「追加文字」窓に「…」と「―」を「追加」します。同様に「分離禁止文字」に「―」を追 加します(「…」は最初から入っている)。

次に「段落スタイル」の「基本段落」を開き、「日本語文字組版」の中の「禁則処理セット」の右の選択ボタン▼を押して「強い禁則―せせらぎ出版用」を選択し「OK」。
そして、InDesign を終了します。

すると、それ以後作成するドキュメントは、この「禁則処理セット」がデフォルトとなります。

これで、長年僕がやりたかったことが実現しました。

※なお、バージョンはCS6で試しましたが、CS3、CS2でも全く同じメニューがあることを確認しました。おそらく、このメニューは、InDesign の初期バージョンからついていたメニューと思われます。

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この記事の著者:山崎亮一 »プロフィール

(有)せせらぎ出版社長。著名な著者や宣伝力で勝負する大出版社とはひと味ちがう、技術的には多少未熟でも無名の著者がコツコツ書いた、生きる勇気を与えてくれるなにかを本という形で世に出したいと考えています。

ウェブサイト:http://www.seseragi-s.com/

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