第22回 「古書目録っておもしろい」

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2週間以上更新が空いてしまいました。

この間、仕事場を移転しました。
今度はある会社の編集部の一角をお借りしての営業です。
この編集部の仕事をお手伝いすることになり、それならいっそ一緒に仕事しては?ということになりました。

久々に大きな仕事場、そして、電車通勤ということで、あれれと戸惑うことも多いのですが、元気に仕事をしています。

前回、古書のことを書いたのですが、京都の古書店梁山泊さんから、年賀状代わりに目録が届きました。
岡崎武志さんの著書にも古書目録のことは書いてありますし、ネット古書店でもリストはよく見ていたのですが、冊子になったものを手に取るの初めてです。
A5判2段組みで80ページほど。
2796冊の本の書誌データが掲載されています。
この梁山泊さんの目録「書砦」で扱われるのは、社会・人文系絶版古書。
目録に記してあるのは、書名と著者、発行年と判型、価格のみですが、なぜだか読み入ってしまいました。
商業出版物だけでなく、官公庁の報告書であるとか、業界団体の年史などもあります。
こういうものにも関心をかき立てられます。
商業出版にはない情報が詰め込まれているに違いありません。

新年早々、新風舎さんが民事再生法を申請。
過熱していた自費出版ブームに警鐘が鳴らされました。
ときおり自費出版や社史・記念誌等もお手伝いします。
市場に流れるものではありませんし地味な内容も多いのですが、記録を構成して後世に残すことには大いなる価値があると思います。
「自費出版」ということだけで、怪しい、という風に思われてしまうとちょっと困りますよね。
(舌足らずなので、改めて続きを書きたいと思います。)

なお、いただいた目録中でもっとも心引かれたのは、「日本チョコレート工業史」( 日本チョコレート・ココア協会 昭和37年刊)。ちょっとワクワクしません?
お値段は5000円でした。注文するかどうか、ちょっと考えてみます。

-よろずコラム

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